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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第16章 真実



『そうですね。あの時は本当に酷かったです。よく1年で何とかしましたよ。』

カ「その1年の立て直しの状況を見て会社は満足したが、若い女であることが許せなかった会社の重役たちは、椿姫がやった事実を捻じ曲げて、杜丘店の店長である長谷川の功績だと主張したんだ。

あくまで椿姫は他店の状況や様子の話を聞き、フォローしてもらっただけ。
長谷川が主体でやったと指示を出したんだ。」

『あの店長のやらかしは、もともと会社の指示だったってことですね。

やっぱりあの人はヘタレだったというわけですね。』

カ「俺たちはもとから小林から聞いていたんだ。

売上も上がる、お客様の声も良いものが増えていく・・・少しずつ変わる店舗の状況を半年たったくらいの頃から聞いていたからわかっていた。
だからこそ、長谷川が来た時には代役なのかと思ったが、さも自分がやったと言うから、その場で本社の人間全員でボコボコにしてやった。
まぁ、俺はリモートで聞いていただけだからな。うちの社員は本当に優秀だと思ったよ。」

『あの長谷川さんのフルボッコ事件は本当だったんですね。』

カ「終了後はすぐ小林に指示を出し、まずはお前の会社に”次は無い”という意味を込めて菓子折りを持たせた。いわゆる毒入り饅頭みたいなもんだな。
そして、その後に椿姫に詫びの菓子折りを渡しに行かせ、”次はよろしく”という意味を込めて、万国グループでもやり取りのある菓子を渡した。」
※本当に毒は入っていません。次やらかしたら命は無いという意味です。

『万国グループって・・・だからあのお菓子美味しかったんですね。』

カ「その半年後の店長会議で、椿姫の発表が無事に行われたな。
まぁ、前回のうちとのやり取りでさすがにヤバいと思ったんだろうな。椿姫を出さざるを得なくなり、許可を出した。」

『そうですね。あの時は本当に行けるのかビクビクしてましたね。』

カ「椿姫の発表は無くなることはねぇ。せざるを得ない状況だったのは感じたというのはあるかもしれねぇが、立て直しも済んでいる会社側としては椿姫の今後について悩んでいたんだろうな?」

『私の今後・・・』

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