社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第15章 報告と着飾った姿
椿姫の姿は、胸元の少しあいたAラインのドレスで、丈は歩きやすい様にと7分より少し下程度の長さのワインレッド色のドレスに、ドレスに合ったメイク。髪はアップにせず、緩く巻き軽く纏めて左側に流している。
靴は抑え目のシルバーのパンプスで、これは椿姫の胸元に光るネックレスと合わせている。
いつもより少し大人なスタイルになった。
以前より肉付きも良くなり、出ることもちゃんと出た椿姫の少しあいた胸元からのぞく谷間を、目の前にしたカタクリは思わず唾を飲んだ。
『カタクリ社長、本日はこんな素敵なドレスコードまでして頂き、ありがとうございます。』
カ「(声は椿姫だ。)
椿姫・・・か?本当に?」
椿姫の美しく着飾った格好に、カタクリも思わず混乱してしまう。
『はい。國生 椿姫です。
どうですか?自分でもビックリですよ。笑
もしかして、わかりませんでしたか?』
カ「(椿姫だな・・・本当に......ということは、さっき目を離せなかったのは椿姫だったからなのか・・・
俺は無意識に椿姫を見つけていたんだな。)
椿姫、綺麗だな。
あまりの変わりようにわからなかった。すまねぇな。」
『やっぱり、そうだったんですね?
いやー、私でもここまで変わるんですね?笑』
仕草は変わらないが、いつもより色気も増した椿姫の姿に、思わず唾を飲む。
カ「椿姫、本当に綺麗だ。」
『なんですか?何度も笑
カタクリ社長も、素敵です。
...でも、口元のファーは変わらないんですね?
せめてそこは変えましょうよ?笑』
カ「これが1番落ち着くからな。
椿姫、最優秀賞おめでとう。
言った通りだったろう?
”椿姫なら大丈夫だ”と。」
『私でもビックリしました。
てっきり私は入賞すらしないのかと・・・』
カ「なぜそう思う?
終わった後のあの止まない拍手を、聞いてなかったのか?」
『それが・・・
自分の番が始まってから終わってーっと言うより、採点のための休憩に入るまでの記憶が無いんですよね。笑
何をしたのか、何があったのか、1つも思い出せなくて・・・』