社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第15章 報告と着飾った姿
カタクリが各企業の重役の対応をしているのを遠くから見る椿姫。
『カタクリさん大変だな〜。
まぁ、こういうのは接待みたいなもんなのかな〜。
あ、あれは。』
椿姫は会場に入ってきたある人物を見つけ、近ずいていく。
『お疲れ様です!
小林さん。』
小林「はい、お疲れ.......??誰?」
『あれ?わかりませんか?
國生ですよ!國生 椿姫!
わかりませんでしたか?』
小林「え、えええ、えぇぇぇぇえ!
凄く変わったね、國生さん。」
『色々やらされました。
もう人形の様に好き勝手されて笑』
小林「見違えたよ。良く承諾したね。
確かドレスコードしないって言ってなかったっけ?」
『そうなんですけどね。
ホテル入ってからの受付でも絶対だって言われましたし、バックレようと思ってたら部屋に突撃されちゃって・・・
そこからマッサージされたりオイル塗ったりされて・・・
気がついたらこうなってました。』
小林「そうか・・・
あ、そういえば、國生さんのところの会社の人は?来てないの?」
『それが、みんなどうしても外せない用事があるらしくて、私が出るなら無理して行かなくても良いかって言って、誰も来ないそうです。
私に挨拶とか頼んだって指示されました。』
小林「怖くなったのかな?」
『?...何がですか?』
小林「いいや、なんでも。
それより、楽しんでる?」
『まぁ、それなりに。
とりあえずシャンパン飲んでました。』
小林「乾杯したら色んな料理が運ばれるから、楽しみにしててね。」
『あれ?なら私、もう飲んでましたけど、大丈夫でした?』
小林「大丈夫だよ。
乾杯って言っても、開始の合図みたいなものだから、それまでにベロベロに酔わなければ大丈夫。
ほら、喉の潤いは必要でしょ?笑」
『フフフ。安心しました。なら遠慮なく飲みますね。』
小林「うん。たっぷり堪能して!
國生さんは、まだカタクリ社長と話してないよね?」
『そうですね。
カタクリさん、来た瞬間に色んな人がカタクリさんを囲っちゃって、挨拶さえも出来ないですね。』
小林「後でカタクリ社長に通してあげるよ。」
「小林さん?誰と話して....もしかして、國生さん?」