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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第15章 報告と着飾った姿



「ねぇ、あの子...」
「あぁ、そうだね。」

「あの綺麗な人は誰?」
「あんな人、いたかしら?」

ざわめいていた会場内が、椿姫の登場により空気が一気に変わる。

椿姫はウェイターにドリンクを貰い、シャンパンを煽る。

「國生さん...ですか?」

突然声を掛けられて後ろを振り向くと、カッコよくドレスコードをしてもらった堀内がいた。

『あ、堀内くん?カッコよくしてもらったね。』

堀内「國生さんこそ、まるで別人ですよ。

結局やってもらったんですね。」

『バックレようかとか思ったんだけどね。

部屋に突撃されちゃって、逃げられずにされるがままだったんだよね。』

堀内「ハハハ、先にやられちゃいましたか?笑」

『そうそう。笑』

堀内「國生さん、僕は挨拶とかしなきゃいけないんですかね?」

『いや、そういうのは私が担当だよ。

堀内くんはバイトだから、気にしなくていいよ。
そうね、せっかくだからお友達を作ったら?

友好関係を広めるのも楽しいもんよ。』

堀内「近くの店舗じゃないのにですか?」

『そうよ。案外後から必要になったりするものよ。

私だって、5年前の発表の時に全国各地の店長たちと連絡先交換したりして、友好関係を広めたの。
その結果、その後必要な経営とか各店長がこうしてるって言うのを聞けたわ。
そして、それをもとに更に店も良くなっていった。

ひとつひとつ大切なことよ。
損なんかないの。せっかくだから、ね。

私のことは気にしないでいいよ。』

堀内「わかりました!じゃあ、お言葉に甘えて。今日の一般の部に出ていた人達と友達になってきます!」

『そうよ!まずはそこからでいいゎ。

明日とかも気にしないで良いからね。新幹線も自由席で取ってるでしょ?
何時に帰っても良いから、はめ外しすぎないようにね。』

堀内「大丈夫です!それでは。」

堀内は椿姫のもとから立ち去り、また1人でシャンパンを煽った。

そこに今回の主催者であるメインドーナツの社長、シャーロット カタクリが会場に登場した。

カタクリは先程のスーツとは違って、パーティー用のスーツに着替えていた。

カタクリの登場によりまた会場の空気が変わり、我先にとカタクリに挨拶をする各企業の重役達が、カタクリの周りに集まるのだった。


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