社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第15章 報告と着飾った姿
♪ピンポーン♪
『...?』
椿姫が部屋に用意されているアメニティー類を堪能していると、部屋のインターホンが鳴った。
『この部屋はインターホン付いてるの?
やっぱりいい部屋なんじゃ!...って言うか、はーーい、今出ます!!』
急いで出入口扉に向かい恐る恐る扉を開けると、ホテルの従業員である女性と、後ろに別の服をパリッと着こなしている女性2人が立っていた。
従業員「國生様、お寛ぎのところ申し訳ございません。
本日の祝賀パーティーのご準備のお手伝いに参りました。」
『え?・・あ、はぁ。別に大丈夫ですが?
準備?』
従業員「はい。本日の國生様のドレスコードを担当する者を連れて参りました。」
『えっ?!私が行くんじゃなくて?
って言うか2人?』
従業員「はい。國生様は本日のコンテストで最優秀賞を受賞されました。
ですので、腕に絶対の自信を持つ2名を担当にいたしましたので、どうぞ楽にして全てお任せください。
お部屋でメイクとヘアセット、そして着付けまで行いますので、そのままでリラックスしていてください。」
担当者A「はい。本日はよろしくお願いいたします。」
担当者B「では早速、失礼します。」
『えっ?あっ、はい。』
ホテルの従業員は担当者を残し椿姫の部屋を後にする。
担当者は数着のドレスを室内へと運び、椿姫の身体の状態をチェックするのだった。
「入浴済みですか?あ、でも、お肌のハリがちょっとイマイチ。申し訳ございません、もう一度入浴をお願いします!」
「特別な入浴剤もご用意しますね〜。」
「入ってる間、マッサージも行います。」
「上がりましたら、オイルを塗りながら馴染む様にまたマッサージを行いますね。」
「これで全身ピカピカですね〜。軽くネイルもいたしましょうか?」
「ドレスはどうしましょうか?」
「國生様、何かご希望はございますか?」
『い、いえ。特には、、、なんでもいいです。』
「それではこちらで決めさせていただきます!」
「では國生様はリラックスしていてください。」
「私達に任せていただければ完璧に仕上げさせて頂きます!」
こうして椿姫は担当者2人に人形の如く好き勝手されるのだった。