社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第14章 開催!接客コンテスト
『っ!!』
カ「今言う事でもないかもしれないが...
俺はいつでもお前の味方だ。
期待していると言った、お前がダントツだと言った。
例え結果がどうなろうと、最優秀賞を取れなくても、俺は椿姫を責めたりしないし、見放したりしない。」
『...カタクリさん』
カ「必ずだ。だから・・・
椿姫らしく、堂々と披露してこい。」
『...ありがとうございます。』
カタクリと分かれた椿姫は更衣室へ入り、メイクを直す。
身支度を整え、最後に髪をゆい直し、会場へ向かう。
自分の前の出場者が終わると、椿姫は目を閉じて軽く瞑想する。
司会者が椿姫の名前を呼んだ時、覚悟を決めた椿姫は目を開けて1歩1歩ステージへ出ていった。
椿姫の出番も終わり、ステージを後にする。
この後は30分程休憩と称した審査員による採点と集計を行い、結果発表と表彰式が行われる。
その後は祝賀パーティーが予定されている。
今回の出場者は参加は自由だし、格好もパーティーだからとわざわざそれ用のドレスコードをしなくていい、自由だと言われている。ドレスコード希望者は事前に申請すれば無料で貸出してくれるし、ホテルも用意してくれるそうだ。
今回の出場者以外の関係各社が、特に力を入れているのが夜の祝賀パーティーなのである。
椿姫たちの会社は、決勝についての案内が来た際に、
椿姫は今回の結果次第では参加していいが、悪かったらすぐに帰って来ること。
堀内はせっかくだからパーティー参加しておいで、ホテルも泊まっておいで、ゆっくり東京観光しておいで。
と会社に言われ、対極的な扱いであったが、後日カタクリ直々に椿姫も必ず祝賀パーティーに参加させることと言われてしまったため、会社はしくしく椿姫のパーティー参加を許可したのである。
30分の休憩中、椿姫はロビーで真っ白になっていた。頭が真っ白ではなく、全身真っ白になっていた。
堀内「國生さん?だ、大丈夫ですか?」
『・・・これが大丈夫だと思うのかね?』