社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第14章 開催!接客コンテスト
近藤「・・・とりあえず、今回の出場者には國生さんから連絡してくれ。
今回も、いい成績になった人は、時給アップするからな。」
『・・・それって、私も基本給あがりますか?』
近藤「お前はならないよ。
特別審査枠だけで決勝だぞ?仮に最優秀賞を取ったら考えんでもないがな(まぁ、無理だろうな。コイツは下の方だろう?一応、やる気だけださせるか。)」
『言いましたね?
私、やってやりますよ?』
近藤「おぅおぅ、しっかりやってくれ。(どうせ取れないんだからな。)」
翌月、4月の中旬から接客コンテストが始まった。
店舗数が多いため、まずは地方ごとの1次審査から始まる。
東は北海道、東北、中部は北陸と中央高地と東海、関東は東京以外は北関東と南関東、東京は6つの計13ヶ所に。
西は九州、四国、中国、近畿は大阪と京都別で、それ以外を近畿の計6ヶ所に分けた。
全19ヶ所の各会場でおよそ半分に絞られる。
2次審査は、北海道と東北、中部地方全般、東京全域、東京以外の関東全般、九州と四国と中国、近畿全般の計6ヶ所でさらに半分に絞られる。
3次審査は東と西で分けられ、各ヶ所10名に絞られる。
そして、最後に東京で残った20名が決勝へ進めるのだ。
椿姫のいるメインドーナツ杜丘店でも、決勝に進めた人がいた。
『おめでとう、堀内くん!
決勝行けるなんて、凄いことだよ!よく頑張ったね!』
堀内「國生さんのおかげです!
國生さんが分かりやすく丁寧に教えてくれたから、ここまでこれました。」
『いやいや、接客コンテストでそこまで行けるのは、ほんのひと握りだよ。
年々、色んなところの店舗の店長が、教育に力を入れているからね。
それは私がいくら教えても、教えたりないくらい。堀内くんの努力が無かったら、決勝までいけないんだよ。
だから、おめでとう!』
堀内「ありがとうございます!
次の決勝も頑張ります!」
『あ、次の決勝は私も行くからね!特別審査枠で出ることになってるから、よろしくね!』
堀内「会場で、國生さんの接客技術をしっかり見れるんですね!
すっごく楽しみです!」
『私なんて、そんなんじゃないよ。
もしかしたら、堀内くんの方が良い成績かもしれないし。』