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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第13章 君を救いたい



翌日、椿姫は退院の準備を終え、手続きを行うため、ナースステーションにいた。

ナース「國生さん、おめでとうございます。

退院してからも、無理しないでくださいね。」

『あの、ありがとうございます。

すいませんが、入院の費用とかは・・・』

ナース「大丈夫ですよ。手続きは終了しています。」

『えっ?労災使えないんですよね?保険とかの手続きをしたいんですが・・・』

ナース「だからそれは、大丈夫です。

以前来ていただいた方が、國生さんの入院費は全て払うと言って、手続きを全てやられていましたので。」

『以前来た人?誰ですか?私の知り合いでしょうけど、そんなことしてくれる人はいないはず・・・』

ナース「少々お待ちください。

お名前を調べます。」

『お願いします。』

ナースは確認するためパソコンの画面を操作する。

ナース「・・・・・・・國生さん、お待たせしました。

シャーロット カタクリ様という方ですね。
お知り合いですか?」

『えっ?カタクリさんが?いつそんな手続きを?!』

ナース「國生さんが運ばれて来た3日後ですね。

・・・面会票をみると、その日の夜に来ていたみたいです。
それと同時に支払い手続きをした様ですね。」

『(そうとは知らずに私、あんな簡単なメッセージを・・・

それなのに支払いについて何も言ってなかったな。

っていうか、カタクリさん忙しいはずなのに来たの?)』

ナース「ですので、そのままご帰宅されて構いませんよ。

お大事に。」

『あ、はい。ありがとうございました。』

椿姫は病院を出て、まずは謝罪と愛車を取りに行こうと、メインドーナツ駅前店へ向かうのであった。


メインドーナツ駅前店

彰子「そろそろ、椿姫ちゃん来るかしら?」

本間「店長は一昨日お見舞いに行ったんでしたっけ?」

彰子「えぇ、仕事終わってからね。」

本間「店長も大変だったのに、しょっちゅうお見舞いに行ってましたよね?」

彰子「椿姫ちゃんが寂しくないようにと気になっちゃって。

あたしのこの期間も大変だったけど、それでもまだ緩い方よ。

椿姫ちゃんが今までやっていた業務がどれだけ大変なのか、しみじみ感じたわ。」

本間「各店舗を毎日回ってましたからね。」


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