社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第13章 君を救いたい
椿姫は再びベットに入る。
さっきまで、散々寝ていたため眠くはならないが、日々の疲れからか、起き上がる気にはなれなかった。
ふと、窓の方を見ると、吹雪いていたのか、窓1面に雪が張り付いていた。
何も考えられずにボーっとしていると、病室の扉が開いた。
彰子「椿姫ちゃーん。目、覚めたって?!
大丈夫?」
部屋に来たのは彰子だった。
面会時間は終わっていたがどうしても気になったのか、仕事が終わったあと、病院に許可を貰って椿姫の所に来てくれたのだ。
『彰子ママ・・・』
彰子「椿姫ちゃん!
目が覚めたってお店に連絡来たから、仕事終わってすっ飛んで来たわ。
ごめんね。あたしがもっと力になっていれば、こんなことに...」
『彰子ママの・・せいじゃないよ。・・・
私の...体力が、ない、、せいだよ...』
彰子「あんまり無理して喋らなくてもいいゎ。
あと、お店のことは気にしないでね。
こっちでちゃんと調整してるから。
とりあえず、体力の回復と、しっかり食事を取って体重を増やすこと。
しっかり療養してね。」
『あり、が...とう、彰子、ママ・・・
あ、そうだ・・・カタ..クリさ...んに連.....絡...』
彰子「いいのよ。それはあたしから小林さん経由で報告がいってるから。
ゆっくり休んで。」
『ありが、、とう。...彰子、、ママ...』
椿姫は気になっていたお店のことと、カタクリのこと、そして、いつも味方である彰子が来てくれたことに安心したのか、すぐ眠ってしまった。
彰子「あらあら、余程気になっていたのね。
...良かったわ。椿姫ちゃん生きていてくれて。
眠っていた時の表情はまるで死んでいる様だった。
カタクリさんも、気が気じゃ無かったみたいだしね。
ゆっくりおやすみ。椿姫ちゃん。」
彰子は病室を後にし、カタクリに”椿姫が目が覚めた”と連絡するのであった。