社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第13章 君を救いたい
椿姫が倒れて5日後
『・・・っ・・・』
病院のベットの上で目が覚めたのだった。
『・・・ここは...?病院?
どういう状況?・・・とりあえず、ナースコール?』
椿姫はベットの周りにある機械や点滴等を見て、病院だと判断し、ナースコールを押した。数分後、担当ナースが駆けつけてきた。
『あの・・・私・・・』
ナース「國生さん、お店で倒れたみたいですよ。
救急車で運ばれて、この病院に来ました。」
『えっ?倒れた?』
ナース「少し混乱している様ですね。
医師の診断は、過度のストレスと過労、そして栄養失調です。
食事、しばらくちゃんと取ってない様なので、摂食障害の可能性もありえます。
しばらく安静にしていてください。
少ししたら何か食事をご用意いたします。」
『あ、はい。ありがとうございます。』
ナースは椿姫の状態を確認して、部屋を後にした。
1人残った椿姫は、しばらく放心状態になっていた。
『(なんで・・・私・・・)
ハッ!今何時?!16時?!
お店・・・・』
椿姫が慌て出した頃、部屋の扉が開いてさっきとは違うナースが椿姫の食事を持ってきた。
ナース「國生さん、はい。
しばらく食事をちゃんと取っていないため、まずはお粥からになります。」
『あの、私お店に戻らないと・・・』
ナース「お店に戻るのは、しっかり回復してからです。
國生さん、貴方5日間も寝ていたんですよ?」
『5日・・・?』
ナース「疲労が溜まりすぎています。
今はゆっくり休んで、しっかり食べて、元気になることが貴方の仕事です。」
『・・・・いただきます。』
椿姫は出されたお粥を食べ始める。1口目は軽くむせてしまったが、その後はゆっくり咀嚼して飲み込んだ。
時間をかけて、用意してもらった分の半分程しか食べられなかったが、しっかりと胃に入れた。
『すいません。残してしまって。』
ナース「良いんですよ。
あまり食べすぎると戻すこともありますから、無理せず、少しずつ量を増やしましょう。
また、横になっていてください。体力が落ちていますので。」
『はい。ありがとうございます。』