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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第12章 気付く恋心



夜。
飲み会も非常に盛り上がり、今回参加した巡回担当者と、椿姫が回った店舗の店長たちが程よく、酔いも回ったということで、お開きになった。

そして、今回も椿姫はカタクリに連れられ、椿姫が泊まっているホテルの最上階のBARで飲んでいた。

『カタクリさん。この4週間、ありがとうございました。』

カ「何か不便などは無かったか?

お前から何も聞かないから、少し心配していた。」

『すっごく快適でしたよ。

清掃も洗濯も、アメニティーの足りない分の補充まで気が付いたらしてあったから、本当に至れり尽くせりでしたね。

時間も今まで以上にあったし、自由に伸び伸びしてましたね。』

カ「それが普通なんだ。

お前の今の勤務体制は本当に異常だ。

店長の方が昔から甘いのは俺は納得いかない。

これは大企業だからとか関係なくだ。」

『うちの会社のことだから、仕方ないですね。

あの、頭の固くて、古臭い人間たちには。
本社に周りと変わらない、特徴もない顔してるのに、やることは悪魔ですよ。

ヤツらの方が化け物です。』

カ「.....お前は、椿姫は明日帰るが、何かあればすぐに俺に連絡してきてくれ。

友としても助けるし、必要なら立場を利用しても構わない。」

『...それは多分ないと思いますが、何かあったら連絡します。』

カ「距離が遠いから、すぐに駆けつけられないのが不安だな。」

『だから、大丈夫ですって。笑』

カ「そうでなくても、定期的に連絡はしよう。」

『そうですね。何か情報が入るかもしれないし。』

カ「情報が入る?」

『今まで、私に関わる事っていつも蔑ろにされるってさんざん言ったと思います。

その中でも、飲み会あるからとか、何かの表彰式あるからとか言うのって、後から知るんですよ。

前にも、イオン杜丘店での5周年記念飲み会とか、長谷川さんから何も言われなくて、翌日パートさんから聞きましたし、

カタクリさんとペロスペローさんが店舗査定に来た時も、夜飲み会あるって聞いてませんでした。

あの日は彰子ママがイオン杜丘店に迎えに来てくれたから行けたんですよ。』

カ「表彰、というのは?」


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