社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第12章 気付く恋心
巡回担当者と一緒にメインドーナツ本社を出た。
初日は2店舗回り、2日目も2店舗。
3日目・4日目は店舗同士が近いということで、3店舗回った。
その次の日(8日)は休みとなり、5日目(9日)~最終日までは2店舗ずつ回った。
最後の店舗を終わった椿姫は充実感をしっかり感じていた。
担当者「國生さん。どうでしたか?店舗巡回。」
『とても良い経験になりました。
その店によって違うオペレーションとか、従業員の意識のもたせ方もしっかりされていて、勉強になりました。』
担当者「フフフ。こちらとしても、國生さんに鼓舞された従業員や店長たちが、更にやる気を出してくれたので、凄く助かりましたよ。
ありがとう。」
『いえいえ。うちの店にいたら学ぶ機会が無かったので、本当にためになりました。
ありがとうございました。』
担当者「この後はお決まりの飲み会がありますよ。
全ての研修お疲れ様会ね。
もちろん来るわよね?」
『はい!
あ、その場にはカタクリ社長は?』
担当者「来るって言っていたゎ。」
『良かった。来るんだ。』
担当者「フフフフフ....当然よ。
なんせ貴方はカタクリ社長のお気に入りなんだもの。
貴方いるところにカタクリ社長ありよ笑」
『・・・そんなことないと思いますが。
なぜそのことに?』
担当者「本社じゃ専らの噂よ。
"カタクリ社長が囲っている女性がいる。"
"まるでカタクリ社長のお気に入りだ。"って。」
『そういえば、店長研修の講師の先生も言っていた気がします。』
担当者「フフフ。そういうこと。
まだ十分時間があるわね。どうする?お店はこの近くだけど。」
『あ、じゃあ、近くでゆっくりしてます。
ちょっと疲れたんで。』
担当者「メリエンダにでもしましょうか?」
『ちょっと時間は違いますが、そうですね。』
こうして、夜の飲み会まで椿姫は巡回担当者と女子会トークをするのだった。