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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第12章 気付く恋心



1月4日

椿姫はメインドーナツ本社の社長室前に来ていた。

『(コンッコンッコンッ)失礼します。

・・・カタクリ社長、あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいます!』

カ「・・・年越しの時も共にいたのに、ここでも言う必要は無いんじゃないか?」

『いえいえ、あの年越しの時は友人としてです!

今のは社会人としての挨拶です!ここはちゃんとしておかないと。』

カ「そうか・・・なら、今年も頼んだぞ、椿姫。」

『はい!』

カ「とりあえず、座って待っていてくれ。

今回の店舗巡回の案内担当者が、まだ来ていないからな。

ソイツが来たら説明する。」

『わかりました。』

椿姫はソファーに座り、担当者が来るのを待つ。
20分ほどして担当者が来て、今回の回る店舗の場所と入る時間の説明を受けた。

1日2店舗~3店舗。1店舗当たり、2~3時間程入る。

移動などもあるため、その状況によって、店舗に入る時間の変動はあるが、もし椿姫がもう少し店舗にいたい場合は言えば10分~30分は伸びてもかまわないという。

今回はその担当者も一緒に店舗に入り、店舗の状況や従業員の教育についても見てくれるらしい。

7日間の店舗巡回で今回は16店舗まわる。

『東京だと、こんなに店舗数あるんですね。

売上とか大丈夫なんですか?』

カ「あぁ、こっちは店舗同士の感覚を狭めても、逆に売上が上がる。

分散などはない。

全ての店舗にイートインコーナーを付けるか、フードコートに店を構えるだけで、10時、15時前後のティータイムをゆっくり満喫できる確率が上がる。

よって、この店がダメなら次の店、と客がぐるぐるまわる仕組みだ。」

『ティータイム=メインドーナツっていう意識付けを確立したんですね。

凄い策略。
なら、私お邪魔になりますよね。』

担当者「今回の店舗巡回は、國生さんの従業員の教育をメインに見て貰いたいんです。

どの店も従業員の教育に手を焼いています。

それは年々悪化するほどに。」

カ「椿姫が入ることによって、新人やバイトなどの従業員だけでなく、それを教える店長たちにも良い意味で影響するんじゃないかと思ってな。

力をかしてくれ。」

『わかりました。精一杯頑張ります!』



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