社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第11章 友人として
『・・・カタクリさんって、すっごく美味しそうにお菓子を食べますね。』
カ「・・・どう言うことだ?」
『あっ、変な意味じゃないですよ?ただ...
ファーを取って、気兼ねなくゆっくりお菓子を幸せそうに食べてるから、私も嬉しいなって思って。』
カ「お前ぐらいだぞ。俺の素顔を晒して食ってる姿を見て、怖がるどころか、幸せそうに食ってて嬉しいと言うヤツは。」
『そうなんですかね?』
カ「あぁ、今までは素顔を見せただけで、怖がるか、化け物と言って逃げるヤツしかいなかった。」
『ふーん。その人たちは、人間を表面上でしか見てないんですね。こんなに素敵な人なのに。可哀想に。』
カ「・・・・・・感謝している。
こんな俺の友となってくれて。
素顔を受け入れてくれて。」
『・・・ニッコリ
私もありがとうございます!
私を友と認めてくれて。』
2人は更に仲を深めた。
~ 数時間後 ~
『あっ!もうこんな時間!ホテルに帰らないと。』
カ「あぁ、送っていく。」
『いえいえ。大丈夫ですよ。ここで休んだら体力回復しましたし、』
カ「いや、送らせてくれ。俺も時間を気にしてなかったのも悪いんだ。
遠慮するな。
それに、東京の夜は危険が沢山ある。最近強姦も多いと聞く、用心に越したことはない。」
『いやー、誰も私を襲う人はいないと思いますが・・・』
カ「そうじゃなくても通り魔もあるかもしれないだろう?」
『うっ!そうですね。まだ死にたくないです。』
カ「良し。忘れ物とか気を付けろよ。
まぁ、あっても俺があとでホテルまで届けるがな。」
その後、カタクリの運転で途中、椿姫の夜と朝ご飯を買うためコンビニへ寄り、ホテルまで送ってもらった椿姫。
エントランス前で・・・
『すいません。ありがとうございました。』
カ「あぁ、ゆっくり休め。」
『はい・・・あっ!忘れてた!私1月4日から店舗巡回ですよね?
どこ回れば良いんですか?』
カ「あぁ、それなら朝9時に本社の俺の部屋に来い。
その時どこ回るのか説明してやる。」
『1月4日9時にメインドーナツ本社の社長室ですね。
わかりました!』
カ「休みは始まったばかりだ。しっかり満喫しろ。」
『はい!ありがとうございます。おやすみなさい。』
カ「あぁ。」