社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第11章 友人として
カ「・・・なぜお前たちもいるんだ?」
ダ「よぉ!カタクリー。」
オ「俺たちも近くで用事があってな、それが終わりここで休憩しようとしたらコイツに会ったんだよ。」
『そうなんです!カタクリさん!』
カタクリは急いでクラッカーの店に走ったが、店に入り椿姫と一緒にいるダイフクとオーブンを見て、少し苛立っていた。
『カタクリさんもお茶しますか?』
カ「いや。俺は電話する前に、散々紅茶を飲んだからな。十分だ。」
『そうですか。』
カ「あとどこ行くか、予定あるか?」
『無いですよ。疲れちゃったんで、どうしようか迷ってました。』
カ「そうか、なら家にくるか?
そろそろメリエンダの時間だ。家でゆっくりティータイムを続行しよう。」
『良いですよ。さっそくですね!』
ダ「おいおい、なんだ?2人だけで楽しそうなことしようとすんなよ。」
オ「そうだぞ。俺たちも混ぜろ。」
カ「また今度だ。」
「「なっ!」」
カ「さぁ、行くぞ椿姫。荷物はこれか?」
『はい!ダイフクさん、オーブンさんまた今度、機会があれば。
あっ、ちゃんと自分で持ちますよ!』
カ「いや、疲れたんだろう?
俺に頼れ。」
『うぅっ。ありがとうございます。』
椿姫とカタクリは会話をしながら店を後にする。
それを見送った2人は・・・
ダ「なぁ、アイツ随分雰囲気柔らかくなってねぇか?」
オ「あぁ、俺も思った。
それに椿姫と2人でいたいって、身体全身で訴えていたな。」
ダ「・・・もしかして、アイツら付き合いだしたんじゃねぇか?」
オ「あれはまるで付き合いたてのカップルの様だったもんな。
やっとカタクリも、自分の恋心に気が付いたか?」
ダ「俺ら兄弟は専ら噂してたからなー。
”カタクリは骨抜きにされた相手がいる”ってな。」
オ「あぁ。この間椿姫が家に来た時は”あぁ、コイツだ”と思ったもんな。
なんせ、カタクリが常に優しそうな目で椿姫を見ていたからな。」
ダ「しかも、俺たちには牽制とばかりに睨んでたな。笑」
オ「あのカタクリがなー。
カタクリは女遊びは今までしてきたが、恋愛に対しては童貞だ。
いくら完璧だとしてもどうなるか。」
ダ「そうだな。ま、見守ってやろうじゃねぇか。ニヤリ」
オ「そうだな。ニヤリ」