社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第11章 友人として
2人は椿姫の隣の席に腰掛けた。
『こんなところでどうしたんですか?
ダイフクさん、オーブンさん。』
オ「俺たちはこのあたりで用事があってな。
それが終わったんで、休憩がてらクラッカーの店で少し休憩しようかと寄ったまでだ。」
ダ「そう言うお前はどーしたんだ?」
『そうなんですか。
私はせっかくお休みなので、万国グループのお店巡りしてました。
ほら、こんなに。』
椿姫は2人に大きめの紙袋2つを見せる。
ダ「どんだけ買ったんだ?」
『うーんと、まず、ペロスペローさんのとこのキャンディから始まって、パイとかチーズ、チョコ、行って、ここビスケットです!』
オ「なんか、満喫してるなー。」
『はい!せっかくなんで!
これを持ち帰ってホテルでゆっくり食べます!』
ダ「そういえば、あの丸の内のホテル使ってるんだよな?キッチン付きの。
どうだ?使い心地は?」
『すっごく使いやすいですよ。
清掃も、洗濯も、気付いたらアメニティ系も全て補充されているので、
至れり尽くせりですね。
私、普段家には寝るかお風呂入るかしか無かったので、ズボラな私には最適な対応ですね。』
オ「寝るか風呂かって、そんなに家での時間ないのか?」
『無いですよ。
朝早くに家出て、夜遅くに帰りますね。
隣町に住んでるので、尚更そうなりますね。』
ダ「・・・そんなに忙しいのか?」
『うちの会社で私はSVの役職いただいてますから、普通じゃないですか?
中小企業でもあるから、大手より扱いもキツくなるのは自然だと思います。...♪~~♪♪♪~!』
3人で話をしていると、椿姫の携帯に着信が入る。
『失礼します。
...ピッ....はい、もしもし。
あ、着きました?
移動してないです。変わらず店にいます。
お茶してました。
はい。..はい。わかりました。
では、お待ちしてます。』
椿姫は通話を切って、携帯をテーブルに置く。
ダ「?誰かと待ち合わせしてたのか?」
オ「近くに知り合いいたんだな。」
『あ、いや。カタクリさんです。』
オ「カタクリが?」
『はい。私がこの店でビスケットを選んでいたら、着信が来て、暇だから迎えに来てくれるそうです。』
ダ「そうか...じゃあ、俺達も待つか?」
オ「そうだな。」