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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第10章 素敵な素顔



カ「そうか...そのあとは?なぜメインドーナツに?」

『前職辞めてから、使わずに貯めてたお金で、取り敢えず運転免許を取得しました。

そのあとは残ったお金で中古車を買って、次の職もゆっくり決めよう、地元でも良いやと思って、平日は1時間程ハローワークに通って・・・そんな生活を2週間ほど続けていたら、求人に今の会社、メインドーナツがイオン杜丘にできるって聞いて、直ぐに応募しました。

もともと私糖分好きなんですよ。もしかしたら安くドーナツ食べれるかもしれないって誘惑に負けました。

ハハッ・・・笑えますよね。
自適で優雅な甘いものに囲まれて、うふふ、あははって過ごせると思ってましたから。甘かったなー。』

カ「菓子系なら他にもあっただろう?」

『万国グループだからです。

うちの地元で万国グループの他のお店は、ご存知の通り無かった。
いずれは食べてみたいと思ってましたし、そこで働けたら幸せだよなーって思って。

それで最初に来た店舗が、万国グループの中でもトップの人気を誇るメインドーナツですよ。

行かないわけないじゃないですか!

フランチャイズでもいい。どうせ変わらないだろう。
あの有名で美味しいお菓子を食べたい!って・・・完全に欲ですね。笑』

カ「それは光栄なことだな。」

『でも、こうなるなら直営店が良かったなー。

店長研修やってみて思いました。

本社には優しい人達が沢山いる。
待遇も、接し方も、今まで私が受けたことの無い温かさがありました。』

カ「そうか、それは良かった。」

『きっと、カタクリさんが優しいからでしょうね。

部下である、皆も同じようになる。
こんな会社は初めてだなー。

今まで、冷たくされたものなので、見た目だけで人を信じれないんです。

優しい見た目でも、やること、やらせることは過酷なものばかりだったから。』

カ「だから、”外見に囚われたくない”と?」

『はい。

・・・・あぁ、余計なこと言いすぎた気が。酔っ払っちゃったかな?

少しお手洗に行ってきます。』

椿姫はマスターにトイレの場所を聞き、用を済ませた後、カタクリのもとへ戻ってきた。


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