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社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第10章 素敵な素顔



とある建物に着き、タクシーを降りる。

『ここは、私が今泊まってるホテルですよね?』

カ「あぁ、ここの最上階にBARがある。

そこでもう少し飲もう。」

『BARですか?!えっ!そんなのこの建物内にあったんですか?!

というか、私BAR初めてなんです。』

カ「そうか、そんなに緊張することないぞ。」

2人は建物内に入り、最上階へ向かうためエレベーターに乗った。
やがて最上階に着くと、BARに入り、カタクリはいつものと注文して、わからない椿姫はオススメを注文する。

数分しないうちにドリンクが2人のもとへ届き、軽く乾杯して1口飲んだ。

『(うわー。美味しい。ってかすっごいオシャレ。

このグラスもカッコイイけど、中のドリンクの色は可愛い。

カタクリさんはこういう所慣れてるんだなー。
全部様になってる。
ってかこの人なんでも完璧じゃん。
改めて言うことでもないけど。もう、超人の域じゃね?)』

カ「椿姫はなぜ、前職である仲居をやろうと思ったんだ?


『?どうしたんですか?』

カ「...前職が仲居だったのに、その次は同じ接客業でも仲居ほど似てる職ではないと思ってな。

仲居にこだわったのか、そうでないのか疑問に思ったわけだ。」

『・・・私は最初から本心で、仲居になりたいと思ったことはありませんよ。』

カ「・・・ならなぜ、他にやりたいことあったんじゃないか?」

『全部潰れました。やりたいこと。』

カ「...いつだ?」

『学生時代です。

やりたいことも潰れて、迷ってました。高校卒業した先を。』

カ「進学は、考え無かったのか?」

『進学・・・したかったですね。

1番は専門学校に、そうでなければ大学へ行って、4年間他にやりたいことを見つけたかった。』

カ「なぜ、それを選ばなかった?」

『”うちには金はないから、進学するな。就職しろ”って言われました。

でも就活しても行きたいところもなくて、母に”あんたは旅館で務めたら?出来るんじゃない?”って言われて、決めたんです。』

カ「それで、あの会社か...」

『はい。抵抗もありませんでした。家を出たかったのも少しありますし、そしたら酷い目にあわされましたよ。

だから、仲居にこだわってなくて、地元でも職見つければいいかなって思って。』

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