• テキストサイズ

社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第10章 素敵な素顔



カ「椿姫、店長研修ご苦労だったな。

これで堂々とSVを名乗れる。お前だったらマネージャーや、その上の役職にもつけるだろう。

この期間どうだっただろうか?」

『すっごく勉強になりました。

今までは独自に考えて、対応して、ってやったりとか、他店の店長さんたちから教えてもらったりしてやってましたから。

これで、今回の研修をもとに、もっと自分流に接客やオペレーションの幅が開きそうです!』

カ「他店の店長たちから教えてもらった・・・というのは?」

『あぁ、4年前の発表の後の懇親会とかで仲良くなった店長さんたちが数名いるんですよ。

その人たちに経営とか教えてもらいました。』

カ「...経営とか教えてもらわずとも、椿姫なら十分わかっているだろう?」

『私のやってる経営ってなんちゃってですよ。ほとんど。

発表前は小林さんと彰子ママから教えて貰ってましたが、やっていくと、やっぱり足りないことだらけでしたね。

そりゃそうですよ。たった1年で立て直したってだけで、その1年間のうちに出てこなかった問題もでてきたんですからね。

それで小林さんにも聞けない、彰子ママもやったことの無い事が出てきてしまって、悩んでいたので、ふと思い出した発表の時に仲良くなった店長さんたちに救われましたね。』

小林「あの時は悪かったね。

僕も新店舗のヘルプとかが重なり過ぎちゃって、電話に出る時間もなかったんだよ。」

講師「そんなことがあったんですか?!」

『はい。結果大丈夫だったので、小林さんは謝らないでください。

.....営業してると、何かトラブルが起こるのは当たり前です。
そのトラブルの内容も何になるか、どうなるかわかりませんからね。』

カ「ところで、椿姫のその接客スキルはもとはどこから学んだんだ?」

『それは、前の会社ですね。』

小林「そう言えば言っていたね。」

講師「凄く気になるなー。前の会社ってどんな会社だったんだい?」

『前の会社は旅館でした。そこの仲居です。』

講師「仲居ってことは、着物とか着てたの?」

『そうですね。一時期着てました。今はもう着方とか覚えてないと思いますけど。』

講師「一時期?勤めていた期間ずっとだったんじゃないの?」


/ 427ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp