社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第10章 素敵な素顔
『わかりました!
これでいつでも店長になれますね!』
講師「・・・あ、そうだ。國生さんは知らなかったと思うけど、この店長研修って店長になれるだけじゃなくて、本社だけでいったらSVもマネージャーも必須項目だから、店長とは限らないよ。
だから、國生さんは堂々と、メインドーナツのSVとして何でも権限持つことになったね。
次はマネージャーだ!」
『えっ!そうだったんですか?
私知らずに、うちの会社でSVだって言ってましたけど。』
講師「他社の基準は違うからね。
SVもマネージャーも店長研修必須なのは本社内だけ。
フランチャイズ契約してる会社にはそう言う権利はないから、そこは自由になってるよ。
でも店長ってなると、直接の関わり合いになるから、その点だけは通させて貰ってる。」
『そう言うことだったんですね。
納得しました。』
講師「じゃあ、そろそろ終了の会を始めようか。」
こうして終了の会も終わらせ、一旦ホテルに戻って研修の時に使ってた資料と、飲み会では使わないバックの中のものを仕分け、必要なものだけ持ち、ホテルから出る。
数分歩いていると、今回の飲み会の会場に着き、店内に入ると先に小林が座って待っていた。
『小林さん!お疲れ様です。早いですね。』
小林「國生さん、お疲れ様。楽しみで頑張って仕事終わらせて来たんだ。
それに國生さんのことだから早く来るだろうと思って、先読みして早く来たんだ。
1人にされても退屈だろうからね。」
『そんな!気にしなくて良かったのにー。
・・・今日は、小林さんと、カタクリ社長と、講師の先生ですか?
秘書の中山さんは来るのかな?』
小林「中山さんはこういうのは大抵来ないよ。
それに彼女は年末年始期間は実家に帰るから、もう東京にいないかもね。
僕は國生さんの店の担当として、
講師担当は慰労会みたいなもんだね。」
『あっ!そう言えば年末ですもんね。忘れてました。』
小林「1年たつのは早いよねー。」
2人で話をしているうちに椿姫の講師担当が店に来て、その数分後にカタクリが店に入ってきた。
カタクリは椿姫の隣に座り、それぞれ飲み物を注文。
少しして注文した飲み物が届き、乾杯する。