社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫
第9章 兄弟姉妹
数日後、この日は日曜日。通常お店だと曜日の中で1番忙しい日であるが、椿姫は現在店長研修を受けているため関係ない。
そして、本社ビルで働く人間は通常土日祝日休みである。
しかし、仕事量や、どうしても出勤しなければならない場合はビルに出社してきてもOKとなっている。
今回の店長研修は土曜は行うが、日曜は休みとして扱っている。
そのため、椿姫は本日休みだ。
『ハァ~日曜休みなんて、職探しの時依頼だな~。
今何時?8時?!どうしよう!何もやる事ない~。』
普段仕事で早く起きる癖の付いている椿姫。
この日も自然といつも通りの時間に目がさめてしまい、何をしようか思案していた。
ホテルのベットでゴロゴロしていると、椿姫の携帯にショートメッセージが届いた。
『ん?誰だろ・・・んえぇ・・・カタクリさんだ・・・』
【 From カタクリ 】
おはよう。
休みの所悪いな。
今日は用事とかあったりするか?
もしなければ、紹介したいヤツがいる。
無理にとは言わない。
『・・・なんだろ?紹介したい人って・・・』
【 From 椿姫 】
カタクリ社長
おはようございます。
本日は予定ありませんよ。
大丈夫です。
何時にどちらに向かえばよろしいですか?
椿姫
椿姫が送ってから数分後、カタクリから返信が届く。
【 From カタクリ 】
そうか、なら良かった。
ホテルに迎えに行く。
ロビーで待っていろ。
時間は9時で良いか?
【 From 椿姫 】
カタクリ社長
ホテルなら9時で大丈夫です。
お待ちしています。
椿姫
椿姫はカタクリへ送信するとすぐにメイクを始める。
30分しないうちにメイクが終わると、着替えを始める。
準備が終わり、待ち合わせまで少し早いがロビーで待っていようと下に降りて椅子に座って待つ。
10分とたたないうちにカタクリがホテルに入ってきた。
それを目の橋でとらえた椿姫は立上る。
『カタクリさん、おはようございます。』
カ「おはよう。
椿姫は相変わらず早いな。」
『そんなことないですよ。
いつもどおり、朝早く起きて、何もすることない~って言っていただけなので。』
カ「そうか。」