• テキストサイズ

社畜女のシンデレラストーリー ≪ONE PIECE≫

第9章 兄弟姉妹



小林「一昨日とか、昨日とか、会社から何か言われなかったかい?」

『うーん、昨日は何もありませんでしたが、

一昨日は大変でしたね。

絶対行くな!この店がどうなっても良いのか!!

って主に長谷川さんが。』

小林「あぁー、想像出来る。

長谷川さんも何年も店長してるのに、何故國生さんにそこまで頼りきるんだろうねー。」

『あの性格は変わりませんよ。

僕は悪くない!十分頑張ってる。いろいろやってるじゃないか!

ってまるで被害者の様に言うんですよ。』

小林「それも想像出来るな。」

『ここだけの話ですが、

奥さん、離婚考えているみたいですよ。
この間奥さん、お子さん連れて店に来てくれたんですが、もう限界だって言ってました。

あの人は口だけ。何にもわかってないし、やること全てズレてる。でもまわりには僕は出来てるって被害者の様に言い回るから、まるで私が悪者扱いしてる。

って、ホントに離婚するかもしれませんね。』

小林「相変わらず話上手、聞き上手なんだね。國生さんは。」

『じゃないと仕事できませんもん。

あ、ここですね。』

小林「そうそう。

5分前までに席に着いてればいいから、それまでは自由にしてていいよ。

今・・・8時15分だから、30分以上時間あるし、ゆっくりしてて。向かいに自動販売機もあるから、飲み物とか買っても大丈夫だよ。

あぁ!飲み物買う時はさっきの入場したときのカードをかざせば買えるから。」

『えっ!ドリンクぐらいは自分で・・・』

小林「これも社長の指示で、この建物内での君の購入したものも全てうちで支払うことになってるから、変に小銭とか使うんじゃなく、このカードを使ってね。

・・・まぁ、この建物内の販売機類はカードからしか購入出来ないから、小銭持ってても意味ないんだけどね。」

『ええっ!凄い技術!!』

小林「まぁ、そういうことだから、僕はもう自分の部署へ行くよ。

何かあったら連絡してくれて構わないからね。」

『あ、ありがとうございます。』

小林「じゃあね。國生さん、頑張って!」

『はい!頑張ります。』

小林は自分の部署へ戻って行った。
それを見届けた椿姫はとりあえず飲み物を買おうと、自動販売機へ向かったのだった。

/ 427ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp