第3章 賑やかなX'mas(第9.5章2)
女というものは不思議なもので、1つ会話が始まるだけで、何分でも何十分でも話が続いてしまうものだ。
ちなみに会話のほとんどが椿姫とカタクリについての話なのだが、椿姫は顔を赤くさせるだけだった。
しばらく女子会を続けていたのだが、さすがにそろそろお開きにしようかという流れになり、椿姫も1人料理やお酒、デザートを食べ進めたのだった。
その時、隣に人の気配を感じてそちらを見ると、カタクリが横に立っていた。
『あ、カタクリさん、お疲れ様です!』
カ「どうだ?楽しんでいるか?」
『はい!私、こんなに楽しいクリスマス初めてです!
カタクリさんのご兄妹ともまた紹介していただけましたし、仲良くなれました!
本当にありがとうございます。
こんな楽しい場に誘っていただけて。」
カ「楽しんでいるなら、それで良い。」
椿姫は賑やかなクリスマスに満足し、カタクリは喜んでいる椿姫を見て内心嬉しくなるのだった。
~ おまけ ~
ガ「姉さんたち、見てあれ。
カタクリ兄さん、椿姫の事すごく大事そうに見ていない?」
ス「あれは、前に会った時も同じ表情をしていたな。」
ブ「ウィッウィッウィッ...兄さんにもやっと春が来たんだろうなって、この間思ったところだったのよ?」
コ「あのカタクリがねぇ。
珍しい事もあるもんだねぇ。」
カ「私、あの子好きよ。
素直でバカっぽくて好感持てるわ。笑」
ブ「カタクリお兄ちゃんが選んだんだから、良い子に決まっているでしょう?
あぁ、2人の結婚式はいつになるのかね~。」
ス「あの2人なら、不安なことはなさそうだな。
だが、カタクリ兄さんが鈍感じゃなければ良いのだが。」
コ「カタクリは今まで恋というものをしたことが無いだろうから、もしかしたらまだ付き合っていないんじゃないかい?」
ブ「まさか・・・」
ガ「いや、ありえそうな気がするわ。」
カ「とりあえず、2人を見守っていきましょう。」
「「「「うん・・・」」」」
遠くから椿姫とカタクリを見ていた女チームは、今後の2人の恋の行方を密かに追うのであった。
2021年12月25日
Happy Merry Christmas!