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社畜女 番外編 ≪ONE PIECE≫

第3章 賑やかなX'mas(第9.5章2)



12月25日

この日も店長研修があり、椿姫はいつも通りメインドーナツ本社に来ていた。
朝本社に到着した時に秘書の中山が講義する場に現れて、夜のパーティーについて説明された。

パーティーは18時に開始だ。今日の講義が終わったら準備をしにホテルに向かいドレスコードを行う。準備が長くなるだろうから、講義は遅くても15時までにしてくれ。
椿姫が参加する手続きは済ませてあるため、受付で簡単に身分証を行い、ドレスコードに入る。
メイクも全てホテルのドレスコード担当者にやってもらうため、受付に行く前にシャワーを浴びてすっぴんの状態になってほしい。とのことだった。

講義の先生にも説明が言っていたようで、その日の講義は少し急ピッチで進み、予定時間より早く終わってしまった。

椿姫は講義終了後、すぐホテルに戻り自室でシャワーを浴びる。
一通り洗い終え、浴槽から出て脱衣室で化粧水や乳液をつける。髪を乾かし、着替えて必要なものを持ち部屋を出る。

会場前の受付で身分証明を行い、ドレスコードの場所へと案内される。
専用の室内に入ると、ドレスやパンプス、ネックレスやイヤリングなどの装飾品がずらりと並んであり、更衣室の置く右手にはメイク用のドレッサーにもメイク用品がずらりとならんである。

椿姫はまず、ドレッサーの前に通され希望を聞かれるが、『お任せで』と答える。どのようにと言われても、自分がどういうのが似合うのかわからないからだ。
メイクもヘアセットも全て任せると、次にドレス選びに入る。こちらもお任せで頼み、着替えスペースに行って選んでもらったドレスに着替える。ドレスを着たことのない椿姫は、最初から最後まで全て担当者に手伝ってもらい着る事ができた。
後は靴とネックレスも選んでもらって、椿姫のドレスコードが完成した。

ドレスコード専用の部屋の前には、待合室が設けられており、男女別の部屋で着替えるための落合場所となっている。

椿姫もその待合室で待機していた。ドレスコードが終われば、待合室で待っていてくれと秘書の中山に言われていたからだ。

誰が来るのかわからないまま、椿姫はソファーに座り、携帯を見ながら待っていた。

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