第12章 The Clone Wars.6
翌日。
外が商いをする人で騒がしくなった音でエキドナは目を覚ました。
隣を見るとオビワンがまだすやすやと子供っぽい顔をして眠っていて、一人寂しく寝る夜は終わったのだと幸せでいっぱいになる。
いつも思慮深い彼に刻まれた眉間の皺はなく、そんな彼が愛おしくてエキドナはキスをする。
オビワンの薄い唇に一度触れると、何度も触れたくなり、もう一回、あともう一回と触れるだけのキスをした。
すると、いつから起きていたのか大きな手がエキドナの腰に回され、ぐっと引き寄せられるとぐるりと視点が反転して寝ていたはずのオビワンに組み敷かれる。
「だめ、まだ口ゆすいで、、」
寝起きでまだ口の中もすっきりしていないというのに彼の手は止まらない。
はだけた服と胸板に手を添えると、オビワンはそんなエキドナを愛おしそうに見つめながら頭を撫でた。
「おはよう、エキドナ。」
「おはよう、オビワン。」
目線を合わせそう言うと、朝だというのに何も考えずに快楽の海へと溶けていった。