第23章 櫻井家＋αの沖縄(どたばた)家族旅行！(後編)、の巻

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「く、クルーザ!?んなもん貸し切って、費用が嵩むんじゃねぇのか？」

「嵩みませんよ。うちのだから」


格安ツアーなのにそんなモン借りるなんてと思って大声を上げたら

後ろからやたらにがっさがさな掠れ声がした

ビックリして振り向くと、相葉くんに寄りかかる様にして二ノが不機嫌そうに立っていた


「俺んちのクルーザですからね。因みに別荘もありますよ」

「Σに、二ノ!?お前その声どうしたんだ？二丁目のママみたいな声出して…」

「…なんなら撫で肩だけ有料にしてやりましょうか？(怒)」


二ノは益々不機嫌そうな顔をした

相葉くんはそんな二ノの体を支えながら、ニコニコ笑っている


「どうでも良いけどさ…マジでどうしたんだよその声(汗)」

「うるせー(怒)」

「俺のせいだよ(笑)」


相葉くんはニコニコ笑いながら二ノをギュッと抱き寄せた


「具合悪そうにしてる二ノが余りにも色っぽくてさぁ

…ついね(笑)」

「は、はぁ…(汗)」

「……(怒)」


何時もなら此処で二ノのシャープなツッコミが入るところだが

余り声を出したくないのか、二ノは黙って不機嫌な顔のままそっぽを向いた