第22章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(前編)、の巻
『別に良いですよ。大野くんと旅行に行けるなら、何時でも何人とでも行きます』
ちょっと遅いお夕飯を済ませた後、僕は二ノに電話をした
仕事中なのにも関わらず、すぐに電話に出た二ノに旅行の話をすると
スンナリ快諾を得た(笑)
「そう、良かった(笑)…ごめんね仕事中なのに、忙しいでしょ?」
『忙しくなんかないですよ。
じゃあ、日程が決まったら早めに言って下さい。店休みにしないとなんないんで』
「うん」
(そっか、お店…)
僕は二ノがお店の休みについて口にして、改めて気付いた
(二ノと相葉ちゃんはお店やってんだもんね…旅行に行くにはお店お休みにしなくちゃなんないんだ…)
「ねぇ二ノ、お店休みに出来なかったらどうするの?」
『ソレは無いと思いますけど…
万が一店を休みに出来なくても、雅紀が一人で店をやりゃ良いんですから、問題ないでしょう』
事も無げに言う二ノ
僕は苦笑いしながら言った
「一人でって…相葉ちゃんおいて行く気?(苦笑)」
『何か問題でも?
人数だって元々一人多いんだから差し支えないでしょう』
「そう言うことじゃないでしょ、もぅ(苦笑)」
(いざおいてくとなったら、絶対に寂しい癖に(苦笑))
ちょっと呆れてる僕に、
「とにかく、日程が決まったら教えて下さい、俺は絶対に行きますから」
とか言って、二ノは一方的に電話を切ってしまった