第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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本日はバイトの日
ちょっと早起きして家事をする
「お掃除OK♪お洗濯もOK〜♪」
家事を全部済ませたら、戸締りをして…っと
「戸締りOK〜♪」
図書館に向けて出発♪
電車に揺られて二十分
図書館に到着
「おはようございまぁ〜す」
「おはよう大野君」
ここで働いてる人は、殆どが女の人
しかも、パートのおばさんばっかりだ
元々図書館が好きって事もあったけど
従業員がおばちゃんばっかって言うのも、実はバイト先にここを選んだ理由の一つだったりする
(…翔んが心配するからさ(苦笑))
潤くんと付き合っていた頃はバイトを禁止されてたから、働くのは物凄く久しぶりで
本当はちょっと不安だった
でも、翔くんが家にばっか籠もってるのは良くないし、自分にはそんなに甲斐性がないからバイトしてみれば?
…って、言ったくれた
甲斐性がないなんて言ってるけど
翔くんは、普通に結婚して専業主婦の奥さんを持っても生活出来るくらいの収入があったから
本当は、ムリにバイトする必要なんてなかった
翔くんは…いつもそう
僕のコト気遣って何でも自分のせいにする
いつも僕のコト一番に考えてくれる
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