第6章 浮気は男の甲斐性? の巻
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んで、その後
スーパーでの買い物を済ませて、今度は智くんのお気に入りのパン屋さんへ
「店長、こんにちわぁ♪」
「大野君こんにちわ!…ついでに、櫻井君も」
「どぉ〜も。」
ここのパン屋さんはたまに一緒に来てるので(←余計な物買う心配がないから(笑))俺も良く知っている
…店長が智くんに思いっきり気があるのも。
「大野君!新製品のパン、試食する?」
「するするぅ〜♪」
「はい、あ〜ん♡」
「あ〜〜ん♡」
(Σこらっ!!智くんにあ〜んしてイイのは俺だけだぞっ!?)
ってメーデーをひん剥く(笑)俺を余所に、美味しそうにパンを食べる智くん
「おいし〜♪店長さんのパンさいこぉ♡(超にっこり)」
(Σでたっ!最上級営業スマイルっ!!)←笑
「も〜、大野君可愛いからこれ全部おまけしちゃうよ♡////」(←超デレデレな店長(笑))
「わぁ〜い♪翔くん!もらっちゃったぁ♡」(←そして惜しげもなく可愛いさを振り撒きまくるさとち)
「…はは、良かったね、智くん」(←しょーたん半笑い)
それから、タダでパンをゲットしてご機嫌な智くん(笑)を連れて、刺さる様な店長の視線を背にしながら
俺はパン屋を後にした
―その帰り道―
「…智くん、お買い物の時は…良く気を付けてね」
「何を?」
何をってそりゃ…
(言っても無駄かな(苦笑))
とにかく…うちの可愛過ぎる奥様は、そこら中の男どもに狙われてる訳で…
(…渡る世間は恋敵ばかり…(泣))
お、俺…がんばですっ…!!(←笑)
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