第22章 櫻井家+αの沖縄(どたばた)家族旅行!(前編)、の巻
魅惑の温泉休暇から帰ってきた俺たちは
また、何時もの日常に戻った
智くんは、甲斐甲斐しく俺のお世話と家事に勤しみ
俺は、適当に仕事をこなして一生懸命夜のおつとめ(←笑)に勤しむ毎日
そんな感じで、あっと言う間に日は過ぎて
何時明けたんだか、梅雨明けてました宣言が出された日曜日の昼過ぎ
何時も通りのんびりと智くんと二人、お家でいちゃついていたら
俺の携帯電話が鳴り始めた
「………」
(…何だろう…嫌な予感がする(汗))
「どうしたの翔くん?出ないの?」
自分の携帯電話をじっと見て、一向にソレに出ようとしない俺を見て
智くんが首を傾げた
「…いや、なんかちょっと…嫌な予感が、こう…(汗)」
「何言ってるの?早くでなよ……あ、ほら、妹さんからだよ?」
智くんが携帯の液晶画面に表示された「妹」の文字を見て携帯を手に取り
「ん」と可愛く首を傾けながら俺に差し出した