第21章 BAR Loutsの一日、の巻
.
只今時刻は午後4時ちょいすぎ
相葉くんと二ノが、BAR.Loutsの開店準備に追われております
.
「おーのくんたち今日帰ってくるんだっけ?」
「うん」
厨房で仕込をしながら、大野くんたちの話をする相葉くんと二ノ
「だけどさぁ、あの二人は何処に行っても色んな事件に巻き込まれるよねぇ〜」
「うん」
「なんかさ、ほら、推理ドラマとかの主人公がやたらに事件に鉢合わせるみたいなかんじ?」
「うん」
「…二ノ、俺の話し聞いてる?」
「ううん」
「…聞いてないの?」
「うん」
「……(笑)」
仕込を中断して二ノを抱き締める相葉くん
「もう、二ノったらスネないの!」
「…拗ねてねぇ」
「仕方ないでしょ?おーのくんたち何だか解らないけど、帰りが遅くなっちゃうらしいんだから」(←濡れ濡れになったのが原因です(笑))
「…だから、拗ねてねぇっつうに」
「明日仕事だし、こっちに寄れないのは仕方ない…」
「だからっ!拗ねてねぇよっ(怒)」
背中から相葉くんを引っ剥がす二ノ
相葉くんは上半身を屈めて二ノの顔を覗き込んでから、チュッとキスをした
「!…なんだよっ///」
「別に?可愛いなぁ、と思って♪」
「………バァーカ////」
「ふふっ(笑)」
照れる二ノを見て、満足そうに仕込みを再開する相葉くん
「今日は早仕舞いして早く帰ろうね、二ノ♪」
「あぁ、まあ日曜日の深夜は客が少ないからな」
「そうでなくて、寂しんぼうの二ノちゃんを、俺がカラダでいやってほど慰めてあげるから♪」
「…………遠慮しときます」
「OK♪じぁあ、スペシャル早く帰ろうねぇ♪♪」
「………」(←遠慮しとくって言ったのにと思っている)
.
今日会えないなら明日の朝一番で大野くんところに押し掛けてやろうと思っていたから
本気で慰めるのはご遠慮頂きたいな、と思っている二ノと
そんなの全く関係なく、朝まで慰める気満々の、有言実行男相葉くん
.
間もなく、Louts、開店です
.