第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
(ぶ、部長さん、僕があの日の内に翔くんのトコ行くの見越してたのかな///)
で、僕らはずっと離れ離れで居たと思っていたハズだから、きっとその夜に使うと思って…
(……恥ずかしすぎる////)
箱を抱えて赤面して固まっていたら
翔くんが僕の手から箱を取り上げて、プリプリ怒りながら言った
「全くもう、俺らにはこんなモン必要ないっつうの!ねぇ?智くん!!」
「え?」
(必要ないって…どう言う意味だろう?)
首を傾げて戸惑う僕に気付いて居ない翔くんは
乱暴に箱の蓋を閉じると、更に声を荒げて言った
「大体ね!
智くんの溢れんばかりの色気があれば、俺ゃあ何時だって元気ハツラツだし
智くんだって、ジェルなんかの力を借りなくても、丁寧に可愛がってあげたらすぐに濡れ濡れ………はっ////」
言っている途中でマズいと思ったのか、翔くんは急に片手で口を押さえると
恥ずかしさの余り、これ以上ないってくらい赤くなった僕の顔を見た
「あ、いやその……つつ、つまりだ!
ふ、ふかぁ〜〜く愛し合っている俺らには必要ないって言うか…」
「…翔くんのばかぁ/////」
「Σばっ!!(汗)」
あんまり恥ずかしすぎて僕が思わずバカって言ったら
両手を高く突き上げ万歳するみたいな格好をして、翔くんが物凄い勢いで謝りだした