第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
(はぁ………駄目だな、俺)
俺は自分の隣でスヤスヤ眠る智くんの、汗で湿った前髪をかきあげ、ため息をついた
海岸で遊んで、シャワールームで致してしまった後
俺達は取りあえず保養所に戻った
それから
ちょっと激しいエッチで腰が砕けてしまっていた智くんを気遣って、昼飯は適当に出前で済ませた
その後
ボードゲームを貸し出しているらしいと言う情報を得た智くんが
「久し振りに人生◯ームとかやりたいなぁ♪」
とか言ったので
早速それとオセロなんかを借りてきて、夜まで二人でゲームに興じていた
で
夜になって、夕飯を作ろうとする智くんに
「今日は何もしないで俺にベダベタさせて!」
と我が儘を言い、渋る智くんを押し切ってまたもやデリバリーで夕食を済ませた後
夕食後のデザートに、またまた智くんを頂いてしまい……
……今に、至っていたのだ
(…いくら旅行先だからって、朝から晩までヤリスギだよな(汗))
「………ん、ん…」
汗で束になっている智くんの前髪を解すように弄っていたら、智くんが眉を寄せて寝返りをうった
(……可愛いなぁ///)
いつ何時、何十回何百回、…いや、何億回見たって飽きない、超絶プリティーな智くんの寝顔
(あぁ………お代わりしたくなってきた(汗))
俺はまた、俺の暴れん坊将軍が騒ぎ出しそうになって
焦ってベッドから出た
洗面所で顔を洗って、一息つく
と
ベッドの方から何やら鼻をすする様な音がした