第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
「ほうほう、ドレドレ?」
ズボンのウエスト部分を掴んでいる智くんの手ごと掴んで、グイッと下げる俺
智くんはその俺の手を反対の手で抑えて抵抗した
「ちょっ…翔くんぃやぁん///」
「あらら、本当だ!俺のカワイイ智くんJrが砂まみれ!」
「もぉっ!止めてったらぁ!誰かに見られたら…」
「じゃあ、シャワールーム行こう!!///」
「翔くん!?っきゃ///」
俺は智くんの腰を掴んでぐわしっと抱えると、ビーチの端に設置されたシャワールームに向かってダッシュした
そのままの勢いでシャワールームの脱衣場に雪崩れ込む
「はい、智くん脱いで脱いで♪」
「もぅ、翔くんってば!///」
「良いじゃんどうせ二人とも下着の中まで砂まみれなんだから」
実際、自分も息子さんが砂まみれで若干気持ち悪かったりした(笑)ので
俺は尻込みする智くんの目の前で、ぽいぽいと服を脱ぎ捨てた
「はい、智くんも脱いで♪」
「……んもぅ///」
全裸になった俺を見て、智くんは仕方無さそうに服を脱ぎだした
俺は、服と貴重品を鍵付きのロッカーに放り込むと
智くんの手を引いてシャワー室へ入った
「あ、コレってお金入れるとお湯も使えるみたいだよ?」
智くんがシャワーコックの脇にあるコイン投下口を指差して言った