第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
「はぁ、美味かった♪」
「よく指をくわえたまま食べれたね(笑)」
「だって、智くんの指、美味いんだもん♪」(←美味い不味いの問題じゃないだろう)
「何だよ美味しいからって…僕の指は食べ物じゃありません///」
「え〜?智くんは何処も彼処も美味しいよ?
俺にとっては、最高のご馳走だも〜ん♪」
「…ばか////」
「えへへ、智くん今日も可愛いね♡」
「もぅ、やめてったら///」
恥ずかしくて両手で顔を覆ったら、翔くんが僕のその手をそっと握った
「智くん♪」
「…なに?///」
「せっかくだから、レンタカー借りてちょっと遠出してみよっか?」
「…うん///」
僕は翔くんの手を握り返して頷いた
「じぁあ俺、一回部屋戻ってからレンタカー借りに行って来るわ」
「1人で?」
「うん。すぐ戻るからさ、智くんは部屋で休んでて!」
「ん、解った」
それから、一旦お部屋に戻ってレンタカーを借りに行った翔くんは
夜になっても、戻って来なかった