第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
「近くにスーパーがあって良かったねぇ、翔くん♪」
「うん、そうだねぇ、智くん♪」
ちょっと食休みをしてから、俺たちは宿の人に訊いた、保養所の近所のスーパーに来ていた
其処は智くんが何時も行くスーパーよりも、売り場が広くて
食料品は元より
日用品や衣料品などがおいてあった
「なんか、何でもあるんだねぇ」
物珍しげに売り場をキョロキョロ見渡す智くん
「そうだねぇ
近くにそれらしい商店も見当たらないし、きっとこの辺の人はここで全部買い物を済ますんじゃない?」
「そっかぁ、そうなんだね、きっと」
智くんはカートを押す俺の腕に絡みついた
「今日は、余計な買い物しないでって、言わないの?」
腕に絡まった智くんの手を握ってそう訊くと、智くんはスクスク笑って答えた
「言って欲しい?」
「いや、そんなコトないけどさ(笑)」
「ふふっ…お休みだからね、あんまりウルサいコトは言わないの」
「そうなんだ(笑)」
「うふふ、そうなの///」
悪戯っぽく笑う智くん
メガ可愛い(←たまには違う言い方をしてみました(笑))
「じゃあ、お菓子入れちゃお〜と♪」
「んふ、買っても良いけど、沢山買っても多すぎたらお家に持って帰って食べるんだからね?」