第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
「ん〜…でもさ、外食ばっかは体に悪いでしょう?」
智くんは湯呑みをテーブルに置くと、何時もの様に俺の腕に絡みつくように抱き付いた
「翔くんの健康管理は、妻である僕の仕事だもの!………なんちゃって////」
「さ、智くんっ!!///」
ムギュッ
「ぁん////」
俺、こんなんばっかしてるなぁと思いつつも、愛しの妻を思いっきし抱き締める
「ありがとう智くん…でも、五日もあるんだから、1日置きで良いよ。
それなら、毎日じゃないから良いでしょ?」
「……うん///」
ふわっと俺を抱き返しながら、溜め息混じりに智くんが言う
(ま、マズい(汗))
このまま抱き合っていたら、俺の暴れん坊(笑)が本気で暴れん坊将軍になりかねないので、抱き締めていた智くんの体を解放する
「昨日の晩は外食だったから、今日は智くん作ってくれる?」
「うん♪」
「じゃあ、一休みしたらスーパーを探してお買い物しようか?」
「はぁ〜ぃ♪」
(はぁ〜ぃって……智くんたらもう、一々可愛いんだから///)
俺は暴れん坊将軍を落ち着かせるべく、智くんの淹れてくれたお茶をすすった