第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
「いやぁ、激しく運動した後の飯は、コレまた格別に美味い!ね、智くん♪」
「………おばか///」
智くんの腰が砕けまくって、外で昼食を頂くのが若干困難になってしまった為
俺たちは蕎麦の出前を取って、保養所の部屋で昼食を済ませた
「お食事は朝だけなんだね」
智くんが食後のお茶を注ぎながら言った
「うん。
朝は下の食堂で食べられるみたいだけど、昼夜は自前で済ませなくちゃなんないんだよ」
「ねぇ、確かキッチンが付いてたよね、このお部屋」
智くんは湯呑みを両手で挟むようにして持ったまま、ちょこんと俺の隣にくっ付いて座った
「うん。あったね」
「じゃあ、御夕飯は僕が作るよ。近くにスーパーとかあったかな?」
「えぇ?いいよ!
どっか食べに行くとか出前とかで!せっかくの休みなのに…」
「僕が作ったご飯じゃ、イヤ?」
智くんは湯呑みに口をくっ付けて、チロッと俺の顔を見た
「Σ嫌な訳ないじゃん!智くんの作ったご飯は世界一美味いもんっ!!」
「うふふ…じゃあ、僕に作らせて?」
にっこり微笑んで、こつんと俺の肩に凭れ掛かる智くん
「嬉しいけど…こんな時くらい、楽して欲しいな、俺///」