第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
「………智くん」
不意に
ソレまでずっと黙って僕の体を撫でていた翔くんが、僕の名を呼んだ
僕は閉じていた目をうっすらと開けて、翔くんを見た
溶けちゃいそうな位甘い、翔くんの眼差しと、僕の視線が絡まる
「…はぁっ………な、に……しょお、くん///」
「……うん……綺麗だなぁって、思って」
「……え?///」
思わず目を見開いて翔くんを見る
愛おしそうに僕を見詰めた眼を細めて、翔くんが言う
「……あんまり綺麗だから、現実じゃない様な気がしてさ………呼んでみた」
「……翔くん///」
「君は、俺の宝物だよ」
翔くんはそう言ってにっこり微笑むと、優しい優しいキスをくれた
「んはっ………しょお………もっと………」
「………智………」
「ん、んっ………んぁっ///」
僕のカラダを這っていた翔くんの手が、僕の中心を捉えた
翔くんは一度軽く唇にキスを落とすと、ソコに顔を埋めた
「あんっ……あ、ぁっ……しょ、お…///」
「……」
翔くんは無言で僕を舐めながら、お尻を少し上げさせて、彼を受け入れさせる準備を始めた