第20章 ぷちバケーションin保養所、の巻
管理人さんの“浮気列伝(笑)”を聞いている内に、段々俺も今頃浮気しているのではないかと不安になってしまった所に加えて
管理人さんが更に追い討ちをかけて
「会社の送別会は決まって同じ店でやるんですよ!
今頃、若い子とよろしくやってるかも解りませんな!」
何て言い出したものだから、流石の智くんも、居ても立っても居られなくなったらしい
で
散々飲み食いした管理人さんが、これ以上は明日に響くからと自室に戻る際に、智くんも部屋を出て
管理人さんから聞いた飲み屋に乗り込んできてしまったのだと言う
で
女の子に絡まれる俺を見つけ
ショックで直接声を掛けることが出来ずに、電話を掛けたらしいのだ
「いや、大丈夫ですよ(苦笑)」
俺は愛しの妻を抱き寄せた
「僕らの愛は、そんなコトで揺らいだりしませんから!!」
「やだな、翔くんたら…まだお酒残ってるんじゃないの?///」
智くんは恥ずかしげも無くそう言う俺を見て、超絶可愛く照れ笑いをした