第19章 ライオンキング出張へ行く、の巻
「大野さんは召し上がらないのですか?」
「僕も頂きますけど、お先にどぉぞ?」
「そ、そうですか///…では、お言葉に甘えて頂きます」
「はぃ、召し上がれ♡」
「……////」
管理人さんは何故か顔を赤くしながら(←何故かじゃないよ)おかずを一切れ口に運んだ
「……どうですか?お口に合います?」
「うまいッ!!!」
管理人さんは大声で叫ぶと、次から次に料理を口に運んだ
「いやはや、プロ並ですな!コレで酒でもあったら……あ、いや失礼(汗)」
「あ、ご飯じゃなくて、お酒飲まれます?焼酎とビールならありますけど」
「いやいや、そんな!……では、焼酎をば」(←こら、おっさん!)
「ふふ、ちょっと待って下さいね」
僕は再びキッチンに戻ると、焼酎のボトルを取って来た
ソレを一旦テーブルの上に置いて、茶箪笥の中からグラスを一つ取り出したら、管理人さんが言った
「折角ですから、大野さんもご一緒に如何ですか?」
「え?」
振り向くと、管理人さんがクイッとお酒を飲むようなゼスチャーをした
(…どうせ翔くんも飲んで来るんだもんね…)
「じゃあ、僕も少し頂こうかなぁ」
僕はそう言って、茶箪笥からもう一つグラスを取り出した