第19章 ライオンキング出張へ行く、の巻
「Σたっ…!!///」
(たたた体位ぃいッ!!?何の話ししてたのよアンタらッ!!///)
焦って落としかけた携帯電話から、智くんのプリティーボイスが…
『んとねぇ、さとちはねぇ…』
Σさ、さとちはねぇ!!?(←めちゃめちゃ気になる(笑))
『じゃあにゃ!にゃでがたは独りでしゃみしく寝てくらしゃい♪』
Σなっ!!!
──プッ…tu…tu…
Σ切りやがった!!!
「今智くんが言いそうだったのにぃッ!!!///」(←めっちゃめちゃ知りたい(笑))
てるみー、お好み体位ッ!!!(←笑)
「なんだよ、ちくしょー…楽しそうだなぁ…」
一人ぼっちの部屋で、切れてしまった携帯電話片手にベッドの上に座り込む
「……寂しいよぅ(泣)」
…智くん…
「…どの体位が好きなの…」(←そこ?(笑))
俺は携帯電話を握り締めたまま、ベッドにゴロンと転がった
「…ま、良いか」
俺は一人ぼっちで寂しいけど
それは(半分騙されたにしても)自分で受けた仕事で来てるんだから仕方ない
それより
一人で寂しくお留守番してるハズだった智くんが、ニノと楽しく酔っ払って、寂しい夜を過ごさないで済んでいるってだけで
十分じゃないか
「…次逢った時、訊こうかな…」(←気になってしょうがないらしい(笑))