第19章 ライオンキング出張へ行く、の巻
「年なんか関係ありませんね!
大野くんは、絶対じいさんになっても、可愛いですから♪」
「……もぉ////」
僕は、嬉しいやら恥ずかしいやらで真っ赤になった顔を、ニノの肩に押し付けた
「また、そんなしてると、車停めて襲いますよ(笑)」
「あ、ごめん!運転し辛いよね!!///」
「……」(←そう言う意味じゃないんだけどな、と思っている)
僕は慌てて顔を上げた
「でも、ニノが来るならご飯作らなきゃだよね…バイト帰りにお買い物してたら、遅くなっちゃうなぁ」
座席に深く沈み込んで腕組みする僕に、ニノが言った
「たまには俺の手料理食いません?」
「え?ニノ、作ってくれるの!///」
「任せて下さい」
ニノはニンマリ笑って、僕の方を横目でチラリと見ると、ちょっと得意げに言った
「これでも料理には自信がありますから…ま、大野くん程じゃないですけどね(笑)」
「…本当に、ありがとう…」
「あぁ、もう!」
ニノは車を道端に停めると、ティッシュを一枚取って、僕の涙を拭いた
「本当にこの子は、世話が焼けるんですから♪」(←とか言って妙に嬉しそう(笑))
「ん、……ごめんね、ありがとう///」
「ま、お世話のしがいがあるってもんですけどね♪
撫で肩の邪魔も入らないし~♪」(←どうやらさとちを独り占め出来るので御機嫌らしい(笑))
「うふふ///」
それから僕は、ご機嫌なニノの運転でお家に帰った