第19章 ライオンキング出張へ行く、の巻
「えっ!?お、お迎えって…ニノが運転して来たの?1人で!!?」
『そうですよ。
折角新しく車買ったから、遠出したかったんです』(←通勤用に小さめの車を買った(笑))
「ニノったら(笑)」
(そんな、見え透いた嘘ついて)
翔くんと離れ離れになるのが寂しくて、僕が落ち込んでるって思って…
それで、迎えに来てくれたんだね
「…ありがと、ニノ…大好き///」
『///良いから、早く住所教えなさいよ!』
「ふふっ…解った。…えっとね」
僕は住所をニノに教えた
『OK…あ、マジですぐだわ。
もう10分もしない内に着きますから、宿舎の前で待ってて下さいよ』
「うん、解った。丁度そろそろ帰ろうと思ってたとこだから」
それを聞いて、ニノが得意げに言った
『でしょう?流石、俺♪』
「んふふ(笑)」
『じゃ、大野くん、後でね』
「うん、ありがとう♪」
僕は電話を切ると、急いで荷物を纏めて部屋を出た
一階に降りて、管理人さんに翔くんの部屋の鍵を預けて外に出る
(道路に出てた方が良いよね…)
僕は荷物を持って、宿舎前の道まで歩いて行った
と、すぐ後ろでクラクションが鳴った