第19章 ライオンキング出張へ行く、の巻
「Σな、何で俺なんッ?!(汗)」(←とばっちり(笑))
大袈裟に椅子からコケそうになる村上を指差して俺は必死にアピールした
「そうですよ!村上は独身だし、コイツで事足りるなら是非ッ!!」(←ちょっと上から(笑))
「ちょ、ちょっと待てや!出張に独身も妻帯者も関係あらへんがなっ!!」
「るせー!智くんの為だ(←?)お前行ってこいッ!!」
わちゃわちゃ村上と小競り合いをする俺にぶっちょが言った
「いやぁ、残念だなぁ。
折角、向こうの仕事が終わったら纏まった休みをくれてやろうと思ったのになぁ」
え?
「千葉の出張場所の近くに我が社が誇る天然温泉の保養所(各部屋に露天風呂付き)があって、安く泊まれるのになぁ」
えぇ?!
「本来は本人と家族以外は利用出来んのだが、大野さんなら家族扱いにしてやっても良いのになぁ」
「行きます。てか、行きたいっす。いやさ、行かせて下さい」(←笑)
「……解ったから、手を離せ(怒)」(←また頭を掴まれた)
俺は、はたき落とされた手を擦りながら言った
「で、何時からっすか?」
「明日だ」
………は?
あ、あぁ…明日??!