第19章 ライオンキング出張へ行く、の巻
「大体な!」
ぶっちょは自分の頭から俺の手を剥ぎ取って言った
「出張って言ったってたったの一週間な上、千葉県だぞ!隣だ、隣!!」(←翔くん達は東京在住です)
「そのビミョーな距離が歯痒いんじゃないっすか!!」
再びぶっちょの禿頭を鷲掴み(←笑)
「ギリで日帰り出来る距離なんて非道すぎるっ!!
せめて日帰りできないから泊まって行きなよ♡な、距離にしてッ(泣)」(←必死)
「何なんだお前は!いい加減にせいっ(怒)」
「だってぇ〜〜!!部長ぉお〜〜〜(泣)」
「ヤカマシイッ(怒)」
部長は俺の腕をかなぐり捨てると、鼻息を荒げた
「コレは決定事項だッ!四の五の言わんで千葉に一週間出張に行かんかッ(怒)」
「やだぁ〜〜んッ(泣)」
わんわん泣き崩れる俺
と、ぶっちょが腕組みをしてニヤリと笑った
「そうかそうか、行かんのか。
じゃあ村上にでも代わりに行って貰おうかなぁ?」
貫禄の黒笑いを見せて、ぶっちょが村上を横目で見た