第18章 翔くんの病気疑惑、の巻
「僕は駄目だね」
智くんはカラダをギュウギュウ押し付けて、また桃色吐息を漏らした
「…何時まで経っても、翔くんが幾らずっと一緒だって言ってくれても…不安になっちゃうんだ」
「……」
(……智くん……)
幸せを感じる程に
不安に駆られてしまう智くん
智くんの歩んできた人生を想えば
ソレは当然のことなのかも知れない
…だけど…
「俺は智くんと一生一緒にいるよ。
大丈夫、絶対離れないし、離さない
もしも不安を感じたのなら俺に言ってよ
そんなもの幾らでも俺が否定してあげるから」
「……翔くん……」
俺は艶々と赤く色めく智くんのふっくらとした唇にキスをした
「君は、ずっと俺と一緒だよ
そして俺は、ずっと君の側にいる
…だから、何も心配しないで智くん
俺たちは、永遠に一緒だよ」
「……うん///」
「で……ニノ、何て?」
「もぉっ!教えないって言ったじゃん!!///」
「教えてよぅっ!智くんのいけずぅ!」
「教えられないのぉ!翔くんの知りたがりさん♡」
「さぁ〜としくぅ〜ん♡」
「しょ〜お〜くぅ〜ん♡」
そして
何時もの幸せな夜は更けていく
なんてね(笑)