第4章 奥様(♂)を家族に紹介! の巻
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「本当に大丈夫?出前とかでいいよ?」
「大丈夫だったら」
情けない事に二日酔いでダウンしてしまった僕は
翔くんの看病(?)のお陰で夜には何故か出てしまった熱も下がり、元気になった
で、復活したので夕飯の支度をしようとしたら、翔くんが例の如く心配してやらせてくれない
「やっぱり出前にしようよ」
「でも…」
「出前にしたら智くんとずっとべったりしてられるし、ね?」
僕が気を使わない様にワザと自分の我儘で出前にするんだって言い方をする翔くん
「…わかった///」
そんな翔くんの気遣いが嬉しくて、つい涙ぐんじゃった
「Σわわっ!?智くんどうしたの!!ごめんね?出前嫌だった??」
「…違うの///」
僕は翔くんの腕を自分の腰に回してくっ付いた
「…嬉しいの…僕って世界一の幸せ者だなって、思って///」
「何言ってんのよ世界一の幸せ者は俺の方でしょ?
こんなに可愛くて良く出来た奥さんがいて」
違うもん!僕のが幸せだもん!!(←笑)
「僕のが幸せなの!
だって、こんなに大事にしてもらってるんだもん!!」
「いやいや智くんこれは譲れないよ!
俺がどんだけ幸せだと思ってんのよ?」
僕だって!!
「僕だって譲れないもん!
僕のがいっぱい、いぃっぱい幸せなの!!」
「いいや、俺だな!」
「ん〜ん、僕ぅ!!」
「俺ぇ!!」
「僕ぅ〜!!」
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