第18章 翔くんの病気疑惑、の巻
診察室のドアを後ろ手に閉めると、中から何やら話し声が…
(…俺の話しかな?)
俺はドアに耳を付けて、中の様子を伺った
「…やっぱり駄目ですか先生」
(だ、駄目!?…って、何が??!)
更にドアにへばり付く
「いや…重症だね。
朝からしてたが…もう、そんなに持たないかも知れんなぁ」
(重症!!?…あ、朝からしてたって…
え、エッチしてたのバレたのかっ?!
にに、尿検査とかかな??!///
て言うか、持たないって何?!
何の話しっ??!)
ドアにグイグイ耳を押し付ける
「そうですか…やっぱり使うのが男性だと、消耗が激しいんですかね、先生」
「そうですねぇ…まあ、最初ははめるとき、特に男性の方がキツいから、そう言う事はあるかも知れないねぇ…
まあ、僕は専門家じゃないから、詳しくは解りませんが」
(ちょっと…ちょっと待ってくれっ!
かか、完全に俺の智くんとのエッチの話ししてないか?!
てか、消耗が激しいって何だ?!
何がだ??!)
俺はもう、倒れる寸前で、ドアに全体重をかけて寄りかかった