第17章 ロンドンからの刺客(笑)、の巻
勢いよく空になったグラスをカウンターに置くと、ニノは恐ろしい形相で亀を睨んだ
「さっきから黙って聞いてりゃ、愚痴グチ言いやがってっ!
挙げ句の果てに何て言い草しやがるんだ、この、クソ野郎!!(怒)」
「ニノ、落ち着いて!///」
隣で物凄い剣幕で怒るニノを見て、すっかり酔いが醒めてしまったらしい智くんが慌ててニノを宥めた
でも、最早、ニノのお怒りは止まらない
「アンタも怒ってやんなさいよ!あんなコト言われてっ!!」
「僕は別に…気にしてないから…///」
「嘘おっしゃい!そんな泣きそうな顔して、説得力の欠片もありませんよ!!
…ていうか、お前っ!!」
ニノは再び亀を睨み付けた
「世の中にはな、どんだけ望んでも子供を産めない嫁だって居んだよっ!!」
「…!!」
ニノの物凄い勢いに圧倒されていた亀が、ハッとして智くんを見た
ニノはそれでも構わず畳み掛けるように亀に怒号を浴びせた
「大体な、そんなにガキが欲しけりゃ、さっさとその高慢知己なイギリス女と離婚して、アソコとアタマが緩いヤリマン女でもとっ捕まえて孕らませりゃ良いだろがっ!!(怒)」